AutoCADにはボーナスツール「Express Tools」が提供されており、便利なコマンドが標準機能にプラスして使用することができます。
そういった便利なボーナスツールの中に[FLATTEN]というコマンドがあります。
[FLATTEN]コマンドはオブジェクトが持つ3次元データを2次元データに変換することができます。
よくあることですが、2次元図面を作図している途中でZ値が意図せずにオブジェクトに含まれることがあります。
するとオブジェクト同士が交差しているように見えていても交点が取得できなかったり、フィレットや面取りといった編集をしようとすると「同一平面上にありません」と警告メッセージが表示され処理が行えないことがあります。
このような状況で[FLATTEN]コマンドを使うとオブジェクトが持つZ値を0にすることができるので、2次元図面しか作図しないユーザにとっては非常に重宝するコマンドになります。
最初にも説明しましたが、この[FLATTEN]コマンドはExpress Toolsに含まれるコマンドで、AutoCAD LTユーザは使用することができません。
そこで。。
オートデスクのKate Morricalのブログ「LT Unlimited」の記事「Mimic Express Tool “Flatten”」をご覧ください。
この記事で[FLATTEN]コマンドで行えるようなZ値を0にするマクロが紹介されているので、利用してみてはいかがでしょうか。
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