ダッシュボードとツールパレットグループを関連付け

対象：AutoCAD 2008～/AutoCAD LT 2008～

ダッシュボードを開いた状態で、コントロールパネルにあるアイコンをクリックすると、関連付けされたツールパレットグループを開くことができます。

手順1　ツールパレットグループを作成する

ツールパレットのタイトルバーを右クリックし、[パレットをカスタマイズ]を選択します。

[カスタマイズ]ダイアログにてパレットグループを新規作成し、グループとして「パレット」の項目から表示させたいパレットをドラッグ＆ドロップします。 あらかじめ必要なツールパレットは作成しておきましょう。

手順2　ダッシュボードとの関連付け

ダッシュボードのパネルアイコンを右クリックし、[ツールパレットグループ]を選択し、関連付けしたいツールパレットグループを選択します。 パネルアイコンをクリックすると関連付けしたツールパレットグループが画面上に表示されるようになります。

AutoCADで簡易的なグループ管理（名前のないグループ作成・解除）

AutoCADではAutoCAD LTのような簡易的なグループ管理が行えません。（ショートカットメニューから名前のないグループを簡易的に作成するコマンドが標準では無い。）AutoCAD LTのように、ショートカットメニューから簡単に「グループを作成」、「グループを解除」するにはマクロで代用するのが一般的です。

★グループを作成
^C^C_select;￥-group;c;*;*;p;;
※￥は半角に置き換えてください。

★グループを解除
^C^C_select;￥_copybase;non;0,0;p;;_erase;p;;_pasteclip;non;0,0
※￥は半角に置き換えてください。

このコマンドをショートカットメニューなどに追加登録すれば、AutoCAD LTのようなグループ管理が行えます。

マクロの登録方法はこちら

新たにコマンドを作成する（マクロの登録）

新たにコマンドを作成するには[ツール]メニューより[カスタマイズ]-[インタフェース]（CUI）コマンドを実行します。画面上に[ユーザインタフェースをカスタマイズ]ダイアログが開きます。
ダイアログの[コマンド一覧]の項目にある[新しいコマンドを作成]ボタンをクリックします。

[プロパティ]の項目でコマンドの名前や説明を入力します。
マクロの項目には実行させたいコマンド（マクロ）を記述します。
マクロはインターネット上で数多くのコマンドが紹介されていますので、お好みのマクロを自分のAutoCADにどんどん登録しましょう。

また、ボタンイメージの項目で作成したコマンドのアイコンイメージを作成することもできます。

作成したコマンドをツールバーやメニューに登録する方法は「オリジナルメニューを作成する」で説明しています。

基点コピー＆貼り付けを利用したマクロ

オブジェクトを複写先で回転して配置するマクロです。

^C^C_select;￥_copybase;￥p;;_pasteclip;r;
※￥は半角に置き換えてください。

＜操作手順＞
1.オブジェクトを選択
2.複写の基点をクリック
3.回転角度を入力 または 既存オブジェクトの基点をクリックし任意回転
4.配置点をクリック

AutoCAD 2006 / AutoCAD LT 2006以降のバージョンは貼り付け時に[基点（B）]を使うこともできます。
最初に指定した基点を配置直前に指定しなおすことができます。

マクロの登録方法はこちら

旧バージョンのメニューを新バージョンに移行する

AutoCAD 2006 / AutoCAD LT 2006以降、メニューなどのカスタマイズはすべて[ユーザインタフェースをカスタマイズ]ダイアログで行えるようになりました。
旧バージョンでカスタマイズしたメニューを移行する方法は以下のようになります。

1.[転送]タブを開きます。
2.一方に現在のメニュー、もう一方に旧バージョンのメニューファイルを開きます。
3.旧バージョンのメニューから以降したい項目を新しいメニューの方へドラッグ＆ドロップします。